ウイルスは細菌と違い、細胞1個ですらありません。ただの遺伝子情報で、細胞に入り込んで複製しながらタンパク質と結びついて増殖していきます。ウイルスは自分から何かを生み出し消費するわけではないので、生物ではないと言う人もいます。しかし、自ら活動して変異していくことから「意思を持って生きている」と言わざるを得ません。
もう一つ間違えやすい認識は、ウイルスが人のあらゆるところを攻撃して、発熱、咳、喉の痛みなどの悪さをしているわけではないのです。これらは、免疫機能が異変を感知して、体温を上げたり、咳で外に出そうとしたり、喉の血管を広げて熱を持たせ、痛みで危険を知らせるなど、すべて脳が指令を出して自分のからだがやっていることなのです。もしその間にウイルスの増殖が速く抵抗力が奪われていったら、死に至るケースもあるでしょう。確かにウイルスは、結果的には自分の細胞を乗っ取って自分でないものに作り変えてしまうのですから。
文献によると、ウイルスは30億年前にはすでに存在していました。しかし、食用肉の大量生産飼育などで変異を加速させ、1960年代後半から新しい危険なウイルスが出現するようになりました。そして、抗ウイルス薬の開発や、殺菌・除菌の徹底で、本来は野生動物と平和共存しているウイルスを、さらにキラーウイルスへと変化させてしまうことになったのです。
ウイルス感染に特効薬はありません。治るとは、自分のキラー細胞がウイルスに侵入された細胞ごと破壊し、マクロファージがそれを食べて、ウイルスをいなくしてしまうことを言います。自分の免疫の力で自分を治す方法しかないのにもかかわらず、人はそれをコントロールすることができません。免疫とウイルスの戦いは、ウイルスが侵入するたびに起きています。
ではウイルスはこの世に必要のない「悪」なのでしょうか?
どこにでも弱肉強食の世界はありました。強いものが勝つということです。でも私は、敵だから戦う、というスタイルが当たり前の中、違和感を感じています。敵とは、自分と違うもの、つまり分離意識だからです。
前にも述べましたが、あらゆる症状は、異物を敵とみなした自分自身が、排除するために攻撃をしかけて発症するものなのです。でもウイルスは、意思を持っていますが、人を攻撃してやろうという意図はまったくなく、ただ存在するために増えようとしているだけなのです。
ここからが本題です。
私が数年前からやっている、ウイルスに感染しない方法があります。それは免疫力を高めること、と思われるかもしれませんが、そうではありません。また、効果のある”何か”でさえも必要ありません。
毎年家族の誰かがインフルエンザになり、看病していてウイルスを浴びていました。マスクやうがい手洗いで防げるとは思えないのでしませんでした。感染はしているはずです。ウイルスはそこにいて、必ず体内に入ってくるでしょう。逃げることもできません。ではどうすればいいのでしょうか?
究極の答え、それはウイルスと友達になることです!
「どうぞ私の中に入ってくつろいでいってください、でもおとなしくしていてね 」とウイルスを歓迎し、おもてなしします。するとウイルスは喜んでくれ、それに答えてくれます。居心地がよくなって、いつしか、共生して一体となっていくのです。免疫機能が発動しないので症状は出ません。ウイルスはもうすでに自分なのですから。
私たちは動物や植物を毎日のように摂取して、それが私たちを構成する一部になってくれています。体内には善玉菌や悪玉菌などの常在菌がすでに私たちと共存しています。どうして免疫はそれらを攻撃しないのでしょうか? 人のからだは異物を攻撃しますが、常にどれをやっつければいいかも判断していて、自分として受け入れているものには何もしません。ならばウイルスも、同じように自分の一部にしてしまえばいいのです。人のからだは、多種多様の細胞が集まった一種のコミュニティともいえるでしょう。そのメンバーに迎え入れ、一員になってもらうのです。
必要でないものはこの世にはありません。排除・隔離・抹殺という今までの歴史はどうであれ、これからは調和と融合の時代です。私の経験上、意識の世界ではウイルスとも意思疎通ができ、お互いに助け合って共存していくことも可能です。また、ウイルスも自分の役割を持っています。どんなものでも、あらゆるものは同等で優劣はないと思っています。この考え方が正解か不正解かを議論することに時間を費やすより、これからの生き方を新しい視点で選択して歩んでいくことの方がより重要だと考えています。
ウイルスには生きるために細胞が必要なのです。私でよかったらどうぞです。自由意志があるので、私の中に来ても来なくてもいいでしょう。もしかしたら、私は宿主に選ばれていないだけなのかもしれません。でも自分の中に入ってくる感覚はあります。(解説…のどの違和感として初期にちょっとだけ免疫機能が働くことで体内に入ってきたことを知らせてくれる)
この際だから、自分の中に入れていろいろな浄化をしてもらいましょう。もし自分とご縁があるのなら、もう仲間になるしかないでしょう!せっかく来てくれたのですから。私は、新たな出会いができてうれしいです。ウイルスに感謝します。その波動はウイルスにも確実に伝わっていると思っています。
最後には「愛」これだけです。3次元の物質的なことから抜け出して高次元の見方をすると、不安をもとに生きるのではなく、その対極の愛に生きることができます。愛とは全体で統合です。これからはその学びを深めていく時代になるでしょう。3次元での人の免疫機能は、もう必要なくなっていくのかもしれません。連日のメディア報道は情報操作でますます分離へと進んでいます。全体の1%が集結すれば、世界を変える力となります。いまこそ、悲観せず希望をもって、ワンネスに向かって進んでいこうではありませんか!
追記
新型コロナウイルスが免疫を獲得しにくい、あるいは変異しやすいものである可能性が強くなりました。ふつうは一度感染すると体内に抗体ができ、2度感染するリスクは低くなるとされ、その特性を生かした弱毒化ワクチンなどが予防接種として使われています。今回の新型コロナウイルスは再感染もあり、しかも1回目の感染から免疫によって回復しても、服用した薬が心臓に負担をかけ、2回目に感染した際に抗体が機能するどころか病状を悪化させてしまい重症化する恐れがあるということです。
この現実を見ると、人がウイルスを抹殺しようとすることに比例して、ウイルスも自分たちが生存していけるように進化しているとしか思えません。また、薬がときによっては有害であるということも示唆しています。これでは永遠に終息しません。ということはやはり、今がチャンスです。いまこそ ”敵を攻撃して排除する“ という従来の考え方からシフトして、新たな共存の方法を考えるときなのではないでしょうか?
おまけ
今年は病気のあたり年で、いろんな症状が出ました。その中でまた… 左耳の感染です。私は耳を使う仕事をしているので難聴にだけはなりたくないと、せっせと耳鼻科に通っていました。しかし全くよくならず逆に悪化する始末。ある日、薬を塗るのをやめてみました。あれ?なんかよくなってる? それで思いました。私の耳の中に菌というペットを飼っていていっしょに生きようと。今ははなんともありません。ねこや犬をかわいがるように、菌をペットにして共生します。